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2022.07.26
健康ブログ~寝る前のアルコール、何時間前までに済ませたらいいのでしょうか?~
「酒は百薬の長」ということわざは有名ですが、意味は「適量のお酒はどんな良薬より効果がある」ということです。
決して、飲み助さんを擁護するものではないですよね。お酒は飲み方次第で毒にも薬にもなるのです。
眠れないとき、お酒の力を借りて眠ろうとする事があります。
確かに、少量のお酒を飲むと眠気が出てくるので、寝つきは良くなります。
ところが量が増えると、睡眠の質を悪くしてしまいます。浅い眠りが多くなり、
夜中に目が覚めて、しかも一度起きるとなかなか寝付かれないこともあるようです。
また、寝酒が習慣になってしまうと 初めにあった催眠効果がだんだん薄れてさらに飲む量が増える傾向になるので、その後肝機能障害やアルコール依存症など別の病気の心配が生まれますので気をつけてくださいね。
では、質の良い睡眠を考えた時、アルコールの悪影響を受けないために飲酒はやめた方がいいのでしょうか?
いえいえ、やめることはありませんので、時間帯を気を付けてください。
寝付くときにアルコールの血中濃度がゼロであれば、少なくともアルコールの悪影響は妨げます。
そのためは、眠る3~4時間前までに日本酒なら1合(180ml)、ビールなら中びん1本(500ml)、ワインならグラス2杯を目安に楽しみましょう。
(アルコールの分解にかかる時間は個人差があり、上記ほどの量でも、お酒に弱い人や高齢者になると5時間くらいかかるともいわれます。)
睡眠のためには、夕飯の時に軽く晩酌をたしなむ程度が良さそうです。